水族館の水槽に使われる海水

日本は世界一の水族館大国であり、世界に約500か所ある水族館のうち約100か所が日本にあり、水族館の入館者数も年間3000万人で、世界一となっています。

水族館は大人にとっても癒される空間で、老若男女問わず人気ですね。

水族館で使われている海水はかなり大量ですが、いったいどこからどうやって運ばれてくるのでしょうか?

魚の種類によって水温や水質を細かく管理する必要があるため、海水の管理と補充は水族館にとって重要な問題です。

その海水を持ってくる場所や水族館の立地条件などにより異なりますが、近くの海から引いてくるというのが一般的なようです。

水族館が海岸線に立地している場合には海に向かって収水路が引かれ、潮の満ち引きを利用して海水が取り入れられます。

内陸にある水族館や、海水を取るのに適さない場所にある水族館だとトレーラーで海水を運んでくる方法がとられることが多く、費用は高額となります。

葛西臨海水族館では海運会社と契約していて、帰路につく貨物船が船を安定させるために積むバラスト水を利用しているそうです。

また、人工海水を利用している水族館もあります。

海水と同じ成分を調合して作る人工海水はコストが安く済み、水に病原菌が混じる可能性も小さいという利点があります。

心身症と神経症の違い

神経症と心身症の違いがよくわからないという人は少なくないのではないでしょうか?

心身症は、一般的な心の病気と体の病気の中間のような病気で、過剰なストレスなど何らかの心理的原因や要因により、胃潰瘍や高血圧、緊張性頭痛、アトピー性皮膚炎といったさまざまな身体的症状が現れてくる病気です。

ふつうの身体の病気だと思っていたら、実は心身症だったということもあります。

心身症は身体疾患なので、治療は心療内科を受診します。

神経症は、身体的には特に悪いところはありませんが、心理的原因や要因により何らかの精神面での病的症状が現れます。

パニック障害や社交不安障害、心的外傷後ストレス障害などが神経症の病気で、精神科での治療となります。

心身症と神経症はどちらも心理的な原因により引き起こされる病気ですが、心身症は症状が主に身体面に現れるのに対し、神経症は主に精神面に現れるという違いがあります。

両者とも抗うつ剤や抗不安剤の投与による治療が行なわれますが、心身症の場合は身体症状が出ますので、たとえば高血圧なら降圧剤、胃潰瘍なら抗胃潰瘍剤の薬が投与されます。

高血圧の人が薬物や食事でよくならない場合にはストレスなど心理的原因を疑ったほうがよいかもしれません。

召集と招集じつは使い方が違う

召集と招集は、人を呼び集めるという意味で同じであるのに、書き表し方が2つあるのには理由があります。

若干ニュアンスが違うためで、法令上も使い分けがなされているのです。

議員を議会に呼び集めることを表す際に、衆参両院の国会議員に対して議会開会のために各議院に集まるよう命じるときには「召集」のほうを使います。

いっぽう、地方自治体の首長が議会開催のために議員を招き集めるときには「招集」を使います。

このように、議会に議員を呼び集めるという意味では同じなのに、国会と地方議会とで別の漢字を使っていて、ということは中身も当然違います。

法令上、会議体を成立させるのに構成員を呼び集める場合に招集を使うのが一般的で、地方議会や株主総会は招集のほうになります。

対して、国会は天皇の国事行為として召集されるものであり、天皇が呼び集めるから召集のほうになるのです。

召集の召とは人を呼び寄せることの尊敬語で、召集というのはふつう天皇の行為をいうのであり、天皇の行為である召集と一般の招集を区別したもののようです。

戦時中に軍人を呼ぶ場合には召集のほうが使われていましたが、現在の自衛隊で隊員を集めるときには招集が使われています。

住民運動と市民運動

1960年代になって、住民運動や市民運動という言葉が広く使われるようになりました。

どちらも自由で主体的な個人が集まって運動がなされるという特徴があり、自由と生活を守るための反権力的な運動という面でも似ているので、両者を明確に区別することは難しいようです。

共通の要求を達成し、あるいは問題を解決する目的で一定の地域住民が相互に連帯して、国や地方自治体、企業などに働きかける運動が住民運動です。

公害を発生させた企業に対して直接抗議行動をおこしたり、原子力や火力など発電所の建設を反対したり、空港や道路、埋め立てなどの開発計画の差し止めなどを要求したりなどといった課題が住民運動に多く、住民運動の出発点は反公害運動ともいえそうです。

国や地方自治体の閉ざされた行政に対し、情報を公開させ住民参加を求めるのも現在の住民運動の課題です。

市民運動は地域を越えて幅広い一般性をもった課題が中心で、差別反対や核及び核兵器反対などです。

つまり、地域社会に根ざした生活者の運動が住民運動で、地域を越えた自由で平等な市民社会や平和で健康な生活を守り要求していくのが市民運動です。

ただ、両者は重なりあう部分も多いので、同じ運動でも住民運動とも市民運動ともいえるケースがあります。

住所表示プレートの貼付は強制ではない

「〇丁目〇番」など住所の表示が書かれたプレートは、道に迷ったときに探してもなかなか見つからないことがあります。

このプレートに設置の基準はあるのでしょうか?

東京都内のほとんどの場合だと住所を示すプレートには2種類あって、ひとつが「〇〇町〇丁目〇番」と表示される、街区表示板と呼ばれる縦長のプレートで、各番地の角の建物や電信柱に設置されています。

もうひとつが、「〇番〇号」とだけ表示されている小さなプレートで、住居番号表示板と呼ばれ新改築されるたびに全戸に配布されるもので、これは建物の玄関口だけに貼られます。

ただ、街区表示の設置には強制力がないため、きちんと設置されていない場所が多いそうです。

店舗などではプレートを貼ることにより建物の見栄えが損なわれるという理由で、設置していないところもあります。

街区表示があてにならないのなら建物の住居番号表示を頼りにしたいところですが、こちらもプレートを貼るかどうかは家の持ち主の意志によるもので、役所はプレートを配るだけで設置を強くお願いすることはないそうです。

基準は一応あるのに強制されないので、設置される頻度が場所によって違ってきてしまうというわけなのです。